コンタクトレンズの寿命はどれくらい?
コンタクトレンズの寿命は、一般的に酸素透過性ハードレンズは3年ぐらい、ソフトレンズは1年から2年ぐらいと言われています。
ただし、眼の状態や取り扱い方によって、傷や汚 れのつき方に個人差があります。定期検査を必ず受け、眼とレンズのチェックを忘れずに。
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コンタクトレンズはどうして落ちない?
コンタクトレンズは角膜に直接のってるわけではありません。角膜を保護している涙の表面張力で涙の上にのっていて落ちない仕組みになっています。ですから、眼が乾くと外れやすくなりますので注意してください。
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眼の奥にズレて取れなくならない?
大丈夫です。まぶたの奥は強膜(白目のところ)とくっついていて袋状になっていますから、取れなくなることはありません。
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子供でも使える?
使えます。子供だから眼障害が起こりやすい、という事もありません。コンタクトレンズの使用に大切なのは自己管理です。
洗浄、消毒、保存、装用時間の厳守、定期検査の受診などの管理ができるなら使用できます。
中学生以下の子供さんの場合は保護者の方も一緒に管理することが大切です。
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アレルギーがあっても大丈夫?
コンタクトレンズによるアレルギー症状はレンズ材料によるものより、レンズに付着した汚れが原因と考えられます。
汚れがついても研磨のできるハードレンズや装用周期の短いソフトレンズ、使い捨てレンズもありますのであなたの眼にあったものを選んでください。
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片方(片眼)だけでも使えますか?
使えます。左右どちらかの眼だけに強度の近視や遠視のある場合を不同視といいます。不同視の人は、眼鏡だと左右で物の大きさが異なって見えるため眼が疲れることがありますが、コンタクトレンズは物の大きさについてほとんど左右差は感じないので、コンタクトレンズの方が適してると言われています。
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コンタクトレンズを使うと近視が進む?
近視の進行には個人差があります。通常は成人になると止まると言われますが、最近では25歳くらいまでは進むようです。
ゲームやパソコンなど眼を酷使する環境が悪影響を与えていると考えられます。コンタクトレンズだからダメとか眼鏡は良いということはありません。
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老眼用のコンタクトレンズはありますか?
あります。最近老眼用のコンタクトレンズのニーズが高まり、各メーカーから遠近両用のコンタクトレンズが発売されるようになりました。ハード、ソフト、使い捨てとバリエーションも豊富になりましたが眼鏡の遠近両用の場合と同様に慣れにくい方もいらっしゃいますので眼科医に相談してください。
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乱視があってもソフトレンズは使えますか?
乱視の度数にもよりますが、ほとんど使えます。トーリック(乱視用)ソフトレンズを使えば大丈夫です。
使い捨てタイプもありますのでご相談ください。ただし、強いの乱視の場合はハードトーリックがおすすめです。
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コンタクトをしたまま眠っても大丈夫?
連続装用の認可を受けているレンズなら眠っても大丈夫ですが、終日装用(朝つけて夜はずす)が基本です。寝ているときはまぶたを閉じているため、角膜が空気から遮断され酸素不足になっていますからコンタクトをはずした方が眼に負担が少ないのです。また、連続装用は眼科医の許可を受けてから行ってください。使用しているレンズが連続装用の認可を受けていても自己判断は禁物です。
角膜の内側の細胞(内皮細胞)に影響したりするので、内皮細胞の定期検査を受けてのご使用をおすすめします。
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